歯科コラム
micデンタルクリニックの歯科コラムを紹介します。意外と知らない歯科に関する情報をお届けします。
歯の定期検診はなぜ必要?放置したときのリスクと通院間隔 #5歯科コラム
「痛くないから大丈夫」
と思っていませんか?実は、虫歯や歯周病の多くは“痛みが出るころには進行している”病気です。Micデンタルクリニック(沖縄県浦添市)では、定期的な検診とメンテナンスを通して、再治療を防ぎ、歯を一生守るサポートを行っています。
▶︎ 定期検診を受けるメリット3選
① 早期発見・早期治療ができる
虫歯や歯周病は、初期のうちは痛みがなく進行します。定期検診で早期発見できれば、削る量が少なく・費用や再発のリスクも抑えられるメリットがあります。
② 再発を防ぎ、治療の寿命を延ばせる
詰め物・被せ物やインプラントを長く保つためには、治療後のケアが鍵です。Micデンタルでは、顕微鏡を用いた精密歯科治療と定期メンテナンスにより、再発率を最小限に抑えています。
③ 予防によって医療費を減らせる
厚生労働省の調査によると、定期的に歯科受診している人ほど「医療費が少ない」傾向があります。予防に通うことが、結果的に“家計にも優しい選択”になるのです。
※「医療費」には、医科・歯科・薬科が含まれます。
▶︎ 放置するとどうなる?歯を失うまでの流れ
虫歯の場合
1 初期虫歯:自覚症状がない
2 歯の内部に進行:しみる/少し痛む時がある/神経への虫歯菌感染リスクが高まる
3 神経まで進行:強い痛みが出る/神経を取り除く必要がある
4 歯根破折・抜歯:神経を失った歯が折れる/歯を失う
たった半年の放置でも、口の中の環境は大きく変化します。
「痛みがない=健康」とは限りません。
歯周病の場合
1 歯肉炎:赤く腫れる/出血する/痛みはほとんどない
2 歯周炎軽度:歯を支える骨が溶け始める/赤く腫れる/出血する/痛みはほとんどない
3 歯周炎中度:臭う/出血する/膿が出る/歯茎が下がる/浮いた感じがする/歯がぐらつく
4 歯周炎重度・歯の喪失:臭う/歯がぐらぐらする/咬むと痛い/自然に歯が抜ける
▶︎ Micデンタルクリニックのメンテナンス内容
Micデンタルでは、“予防中心”の歯科医療を提供しています。
ホームケア指導
歯周ポケット検査
歯石・プラーク除去
フッ化物塗布
エアフロー(研磨剤を使用せず歯への負担を抑えてクリーニングする機械)を使用した歯面清掃(PMTC)
患者さまのお口の状態などに合わせたメンテナンスプランを、歯科衛生士が担当制で行います。
どのくらいの間隔で通えばいい?
一般的には 3〜4ヶ月ごとの定期検診 が理想です。
歯周病リスクが高い方・喫煙習慣がある方は、1〜2ヶ月ごとの来院がおすすめです。
▶︎ まとめ
定期検診は“未来への投資”
歯を守ることは、見た目や機能だけでなく、全身の健康寿命にも直結します。Micデンタルでは、患者さまが10年後・20年後も自分の歯で食事を楽しめるようにサポートしています。
関連記事:歯科コラム#6歯周病は全身の健康に悪影響?, 歯科コラム#7インプラントは治療後のメインテナンスで寿命が決まる
この記事の監修:沖縄県浦添市Micデンタルクリニック
日本口腔インプラント学会認定歯科衛生士
臨床歯科麻酔認定歯科衛生士
日本歯科審美学会認定ホワイトニングコーディネーター
宮城沙織
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歯周病は全身の健康に悪影響? #6 歯科コラム
「歯ぐきの腫れや出血くらい、大したことない」
と思っていませんか?実は、歯周病はお口の中だけでなく、歯周病菌の持つ性質により、全身の健康に深く関わる病気です。Micデンタルクリニック(沖縄県浦添市)では、歯周病を“感染症として全身管理”の視点で捉え、患者さまの将来の健康を守る治療と予防を行っています。
▶︎ 歯周病(歯槽膿漏)が「サイレントキラー」と呼ばれる理由
歯周病 (歯槽膿漏)は、わかりやすく言うと歯を支える骨を溶かしていく病気です。進行しても痛みが出にくく、自覚症状のないまま進むため、気づいたときには重症化していることも。
初期症状としては
・ブラッシング時の歯茎からの出血
・歯茎の腫れ
・朝起きたときのネバつき
・口臭が気になる
これらが見られたら、痛みがなくてもすでに歯周病が始まっている可能性があります。
重症化すると
・歯がぐらぐら動く
・歯並びが変わった
・歯茎が痩せた
・噛むと痛い
・朝起きたら枕に血がついている
・歯が抜けた
なんてこともあります。
▶︎ 歯周病と全身疾患の関係
① 糖尿病との深い関係
歯周病があると、血糖コントロールが悪化することが多いと報告されています。逆に、糖尿病の人は感染への抵抗力が弱く、歯周病が進行しやすくなります。つまり「歯周病と糖尿病は相互に悪影響を及ぼす関係」にあるのです。
Micデンタルでは、糖尿病のある患者さまにも配慮し、血糖値・HbA1cなど医科連携を行った歯周治療を実施しています。
② 心臓病・動脈硬化への影響
歯周病菌は歯茎の血管から入り込むと、血流に乗って全身に運ばれます。
血管の内壁に炎症を起こし、動脈硬化を進行させることがあります。その結果、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高める可能性があると指摘されています。
Micデンタルでは、血圧や服薬状況を確認し、循環器疾患の既往歴がある方にも配慮した治療計画を立てています。
③ 妊娠・出産への影響
妊娠中の歯周病は、歯周病菌の持つ毒素が子宮に運ばれることで早産や低体重児出産のリスクを高める可能性があります。Micデンタルでは妊婦歯科健診にも対応し、母子ともに安心して過ごせるよう、妊娠中でも安全に行える歯周ケア・指導を行っています。
上記以外にも、歯周病は様々な全身疾患との関連が認められています。
▶︎ Micデンタルクリニックの歯周病予防・治療メニュー
Micデンタルでは、「治す」だけでなく「再発させない」「重症化させない」ことを目的とした歯周病治療を提供しています。
主な内容:
精密歯周ポケット検査(プロービング)(保険)
プラーク・歯石除去(スケーリング・デブライドメント) (保険)
フラップ手術(保険)
SPT:歯周病安定期治療(保険)
歯周組織再生療法(自費)
顕微鏡(マイクロスコープ)を用いた非外科的感染源除去(自費)
歯周病はその歯周病菌の持つ特性から再発しやすい病気でもあります。
特にSPTと呼ばれる継続的な歯周病安定期治療は、「治療後の再発防止」「重症化予防」のために欠かせません。
全身の健康を守るためにできること
定期的な歯周検査(3〜4ヶ月ごと)
喫煙・食生活の見直し
糖尿病など内科的疾患のコントロール
定期メンテナンスの継続
Micデンタルでは、「お口から健康寿命を延ばす」ことを理念に診療しています。
▶︎ まとめ
歯周病は、単なる「口の中の病気」ではありません。痛くないから大丈夫、ではなく放置すると糖尿病・心疾患・妊娠など全身の健康に悪影響を与える可能性があります。
Micデンタルでは、歯周病を「生活習慣病の一部」として捉え、再発を防ぐチーム医療体制であなたの健康をサポートしています。
関連記事:歯科コラム#5定期検診はなぜ必要?放置した時のリスクと通院感覚, 歯科コラム#7インプラントは治療後のメインテナンスで寿命が決まる
この記事の監修:沖縄県浦添市Micデンタルクリニック
日本口腔インプラント学会認定歯科衛生士
臨床歯科麻酔認定歯科衛生士
日本歯科審美学会認定ホワイトニングコーディネーター
宮城沙織
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インプラントは治療後のメインテナンスで寿命が決まる #7 歯科コラム
インプラントは「入れて終わり」ではなく、“その後のメインテナンスが命” と言われるほど、術後のケアが治療寿命に大きく影響します。
Micデンタルクリニック(沖縄県浦添市)では、世界基準の設備と専門技術を活かし、20年、30年先まで安心して使えるインプラント管理を行っています。
▶︎ なぜメインテナンスが必要?
① インプラントは虫歯にならないが “歯周病(インプラント周囲炎)” にはなる
歯がない部分に人工歯根を埋め込むインプラント。チタン製で虫歯にはなりませんが、周囲の歯ぐきが歯周病菌に感染するとインプラント周囲炎(治しにくい歯周病)を起こします。
これは早期であれば治療可能ですが、進行するとインプラントが “抜け落ちる” こともあります。
② 生活習慣・噛み合わせの変化で負担がかかる
・食いしばり・歯ぎしり・噛み合わせのズレ…これらの負担は 天然の歯と同様にインプラントにも影響します。
インプラントは天然の歯根の周りにある歯根膜という細胞がないため、、歯ぎしり食いしばり噛み合わせのズレの衝撃を受けると天然の歯よりも早期にトラブルが起きやすくなります。
③ 手術直後より「数年後の変化」に注意
インプラントは、治療直後からのメインテナンスでの継続管理が必要です。
一年一年、加齢とともに老化も起こっているからです。
数年経ってからメインテナンスを始めても時すでに遅しという状況になってしまうこともあります。
▶︎ Micデンタルの“世界基準”インプラントメインテナンス
① インプラント周囲の精密検査
天然歯と同様に精密歯周検査を行い、出血や排膿の有無、ぐらつきなどがないかを、確認します。数回以上おなじ部位の炎症が認められる場合は必要な処置をご案内します。→ 早期発見・早期治療が可能。インプラントを支える骨に影響させないことが大切です。
② プロ専用器具でのインプラント清掃
表面を傷つけずにかつナノレベルでの清掃ができる微細パウダーを使用します。通常の歯石取りと異なる専門技術が必要です。
③ 噛み合わせ診断
歯ぎしりや食いしばりは環境因子によることもあるため、装着時にはなかったとしても
噛み合わせによる負担が集中していないか定期的にチェックします。
④ 骨レベルのレントゲン管理(年1回)
インプラント周囲の骨吸収を年単位で比較し、データに基づいた長期管理を行います。
メインテナンスの頻度は?
Micデンタルでは以下を推奨しています:
術後〜1年:1〜3ヶ月ごと
・引き締まりのチェック・ブラッシングの確認・必要な場合、噛み合わせ微調整
1年以降:3〜4ヶ月ごと
・炎症の早期発見・インプラント周囲の深さ測定・プロフェッショナルクリーニング(PMTC)
▶︎ ご自宅でできるセルフケア
① インプラント部位は「細かいブラシ」で
歯ブラシ+場合によってはソフトなタフトブラシでお手入れします。
② デンタルフロスまたは歯間ブラシ
インプラント用の歯間ブラシで根元の部分の歯と歯の間をお手入れしましょう。
インプラントは虫歯になりませんが、隣の歯が天然の歯の場合はフロスを使用します。
③ ナイトガードの使用
食いしばりや歯ぎしりはインプラントも天然の歯も壊します。マウスピース使用で負担を軽減することをおすすめします。
Micデンタルのメインテナンスに通うメリット
✔ 世界基準の精密機器(マイクロスコープ・歯科CT)
✔ インプラント担当医&衛生士による管理
✔ 長期保証制度
✔ 口腔機能(噛む力・舌圧など)の総合管理
Micデンタルは、あなたのインプラントを 20年先も30年先も保つ医院 を目指しています。
▶︎ まとめ
インプラントは「入れて終わり」ではなく、“メインテナンスに通える医院を選ぶこと” が成功の鍵です。
Micデンタルクリニックでは、世界基準の設備・専門技術・丁寧な長期フォローであなたのインプラントを守ります。
関連記事:歯科コラム#5 歯の定期検診はなぜ必要?放置した時のリスクと通院間隔
この記事の監修:沖縄県浦添市Micデンタルクリニック
日本口腔インプラント学会認定歯科衛生士
宮城沙織
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