クリニックブログ
自家骨移植ハンズオンコースを受講しました
今回は、インプラント治療における「自家骨移植」のハンズオンコースを福岡で受講してきました。
自家骨移植とは?
インプラント治療では、顎の骨の量が十分でないとインプラントをしっかり固定することができないため、骨の造成や移植が必要になることがあります。
自家骨移植とは、患者さん自身の骨をお口の別の部分から採取し、不足している部分に移植する方法です。この方法では、人工骨を使う場合と比べてより高い生着率定着率と骨再生を期待できます。
自家骨移植のメリットは?
自分由来の骨を使用するため次のような重要な恩恵を受けます。
・骨伝導能(周囲の骨組織を増やし、強固な土台を作る能力)
・骨誘導能 (骨がない部分に骨芽細胞を誘導し、骨を形成させる能力)
・骨形成能 (移植した骨自体が増殖し、新しい骨を作る能力)
この3つの働きが「自家骨」ならではの特徴です。特に大きく骨が不足している広範囲の骨の再生には欠かせない方法です。
「骨が足りない」と言われた方へ
他院で「骨が足りないのでインプラントができない」と診断された場合でも、自家骨移植を併用することによりインプラントの治療が十分可能になることがあります。顎の骨の状態によって適応法が異なりますが、是非一度ご相談ください。
世界基準の治療を沖縄で
Micデンタルクリニックでは、沖縄にいながら世界基準の高度な治療をお受けいただけるよう、最新の知識と技術を常に学び続けています。患者さんひとりひとりが最適な治療法をご選択できるようこれからも研鑽に努めてまいります。
日本口腔インプラント学会専門医
院長 宮城英生