クリニックブログ
マイクロスコープのセミナーを受講してまいりました
11月のインプラント学会後に東京でMicro Hyginic Laboratoryを主宰する清水先生のマイクロスコープ年次セミナーを受講してまいりました。
マイクロスコープを使用する院長、歯科衛生士3名で参加いたしました。
東京歯科大学名誉教授の井上孝先生、歯内療法で大変ご高名な日本歯内療法学会指導医の中川寛一先生、日本顕微鏡歯科学会認定歯科衛生士でマイクロリトラクションテクニックを考案しフリーランスのマイクロスコープ歯科衛生士としてご活躍されている清水直美先生、有名な先生方の貴重なご講義を拝聴することができました。
井上先生は、病理がご専門で、臨床ではあまり触れることのない電子顕微鏡レベルの歯牙解剖、病態、治癒とは、再生とは、これまでの概念とは違った切り口でわかりやすく解説してくださり日々の診療のヒントになりました。
歯科医師や歯科衛生士が電子顕微鏡レベルで組織のイメージを持ち、正しい治癒のメカニズムを理解するだけでもその歯の運命は少し変わるのではないかと感じました。
中川先生と清水先生の症例も交えたご講義では、エンド(歯内療法)・ペリオ(歯周病治療)の相互関係、治療優先度や適応症例などを理解しマイクロスコープで双方からアプローチすることで、これまで保険治療では抜歯と診断されるような疾患のある歯を、精密に治療することで少しでも長く機能させることができるのではないかと感じました。
マイクロスコープ歯科衛生士の第一人者である日本顕微鏡学会認定指導歯科衛生士の増田佳子先生ともお話することができてとても貴重な機会となりました。
今後も知識や技術を向上できるよう頑張っていきます。