クリニックブログ

歯内療法学会に参加しました
このたび、長野県の松本歯科大学で開催された「日本歯内療法学会」に参加してまいりました。
アメリカとヨーロッパでのポジションペーパーの相違点や、UCLAで進められている歯髄再生療法の先端研究に触れることで、歯内療法における世界基準の知識を深める貴重な機会となりました。
また、歯科衛生士の清水先生によるマイクロスコープを活用した講演では、エンドペリオ病変やペリオ単独、もしくはその鑑別診断について具体的な症例が紹介され、非常に実践的な内容でした。もちろん、最終的な診断は歯科医師が責任をもって行いますが、衛生士が歯内療法への理解を深めることで、より精度の高い診査・診断のサポートが可能になります。
たとえば、歯周ポケットが深い=歯周病と早合点してしまうと、本来必要な歯内治療が行われず、症状を長引かせてしまうこともあります。エンド、ペリオ、エンドペリオ、あるいはセメント質剥離など、多角的な視点から鑑別診断を行うことが重要です。
そのためにも、マイクロスコープの活用は不可欠です。
Micデンタルクリニックでは、マイクロスコープを2台完備し、歯科医師だけでなく、歯科衛生士も日常臨床で使用しています。これにより、肉眼では見えない微細な病変を捉え、正確な診断と質の高い処置を提供しています。
Micデンタルクリニックでは、世界水準の治療を沖縄で提供するために知識と技術の研鑽に努めて参ります。
院長宮城
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大阪SJCDレギュラーコースを受講して参りました
勤務医の名嘉真です。大阪でSJCDレギュラーコースのセミナーを受講してきました。大阪SJCDとは、臨床歯科医学の基礎の確立と最新技術の習得・研鑽、医術の向上ならびに医療人として人格形成に努力し、顎口腔系の医療を通して国民の健康に寄与することを目的とする歯科のスタディーグループです。今回の内容は、支台歯形成の講義や実習を行いました。支台歯形成とは、被せ物を装着するために土台となる歯を適切な形に整える処置のことです。形の整え方を適切に行なわなければ、外れやすい、折れやすい被せ物ができたり、審美的に優れない、歯周炎になりやすい、、など被せ物の性状が良くても長期安定性の獲得が難しくなってしまいます。今回は2日間に渡り、支台歯形成の実習を行い、一人ずつ光学印象にてスキャンを行った状態でフィードバックをしていただきました。今回習った事を臨床に活かせるよう、再度練習を行い、より精度の高い治療を提供していきたいと思います。
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接遇セミナーを行いました。
皆さんこんにちは。
今回はオフィスキャリエール代表の小那覇りな先生をクリニックにお招きして、接遇セミナーを行いました。
歯科医療の現場は国家資格有資格者であるスタッフが多く、通学した学校によっては専門的分野における授業がほとんどで社会常識におけるマナーや言葉づかい、立ち居振る舞いといった部分を勉強せずに社会人となるスタッフも多くいます。
当院も漏れなくそのケースに当てはまります(汗)
接遇=相手に安心してもらうこと
をベースにロールプレイも交えながら、全員で楽しく多くの事を学ぶことができました。
普段は診療ばかりでなかなかコミニュケーションが取れないことも多いですが、スタッフ同士の楽しそうな笑顔がとても印象的なセミナーでした。
Micデンタルクリニックでは、今後も様々な面で患者様に安心して通院して頂けるようなクリニックを目指して、スタッフ一同研鑽を積み重ねて行きたいと思います。
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MSEセミナーに参加してきました
今回はMSEセミナー参加の報告です。 MSE拡大矯正装置とは
下顎に比べて上顎の幅が狭い場合に用いられる矯正方法で、
上顎の中心にミニインプラントで固定した装置のスクリューを毎日数回調整して上顎骨格の幅を左右に拡げていきます。
上顎の幅を拡げることで、歯を動かすスペースが出来審美的に歯が並びやすくなるのもそうですが、安全に無理なく歯並び矯正を進めることができます。
上顎が狭くなる原因としては、口呼吸や姿勢、遺伝等が関係しています。
上顎骨を拡げることで、歯を並べるスペースだけでなく、舌を正しい位置におく
スペースもできるため、口呼吸やイビキが改善されやすくなります。
口呼吸やイビキが改善されると虫歯、歯周病、口臭予防にも繋がりやすく、免疫力アップの効果も期待できます。
拡大装置が上顎に固定されるため、喋りにくい、違和感があるなどのデメリットもありますが、上顎が狭い場合には良い治療法であるとおもいます。
治療精度を高めるためには、IOSスキャンデータ(口腔内デジタル撮影)とCTデータとのマッチングが大切です。
今後より安全な治療を提供するには歯科医療業界ではデジタル機器が必須になります。
MicデンタルクリニックでもMSEを導入していますので、ご相談下さい。
Micデンタルクリニックは、これからもより良い医療を提供出来るよう、知識と技術の研鑽に努めていきます。
院長宮城
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名嘉眞武輝の豆知識ブログ②
先日、睡眠時無呼吸症で悩んでいた患者様にマウスピースでの治療を行い、その後経過観察で来院された際に
「先生のお陰で夜一度も起きずにぐっすり寝られるようになりましたー‼︎」
と言って頂きました。まだまだ自分自身も勉強中ですが、悩んでいる方に少しでも役に立てるよう頑張っていきたいと改めて思いました。
今回は睡眠時無呼吸症候群の症状について挙げようと思います。
代表的な症状
•大きく、頻回ないびき
•呼吸が睡眠中にとまる
•昼間の眠気あるいはだるさ
•熟眠感がない
•不眠
•夜間頻尿
•集中力の欠如
•記憶力の低下
•性的欲求の減衰
•イライラする
↑このような症状のある人は、睡眠時無呼吸症があるかもしれないので注意が必要です。
1番わかりやすいのが『いびき』です。
いびきが出るというのは、気道が狭くなっている証拠です。特に10秒ほど息が止まった後に大きないびきをかき始めたら、睡眠時無呼吸症候群が極めて疑わしいです。
前回も記載しましたが、寝ている間に気道が狭くなり低酸素状態になることで、体が酸素不足に陥ります。酸素が足りなくなる分、心臓が頑張り負担になってしまうため睡眠時無呼吸症候群のかたは、心不全を併発しやすいといわれています。
睡眠時無呼吸症は生活にも支障が大きく、重篤な病気になるリスクが高まる怖い病気です。
睡眠時無呼吸の治療を求めて来院される理由はさまざまなで、
「家族から寝ている時に呼吸が止まっていると心配された」
「いびきがうるさくてパートナーが一緒に寝てくれない」
「午前中の頭痛がひどい」
「睡眠時無呼吸を治さないと運転業務(仕事)に戻れない」
など治したい理由はそれぞれ違います。
少しでも当てはまるような症状がありましたら、一度ご相談ください。
歯科医師 名嘉真
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名嘉眞武輝の豆知識ブログ①
今日は睡眠時無呼吸症候群(SAS)について挙げようと思います。
すでにご存知の方もいるかと思いますが、
睡眠時無呼吸症候群は寝ている間に呼吸が止まる病気です。
少し難しい話になりますが、医学的には「無呼吸(10秒以上の呼吸停止)がひと晩7時間の睡眠中に30回以上、
あるいは1時間に5回以上ある方は睡眠時無呼吸症候群」と診断されます。
実際に起きている時でも10秒間息を止めると息苦しいですよね。。
寝ている時に息が止まることによって血液中の酸素不足(低酸素血症)になることから、不整脈、心筋梗塞、
脳卒中といった循環器病が起きやすくなることがわかっています。
また、夜間に脳が目覚めることが繰り返されるため、交感神経の緊張状態が続いて自律神経が乱れることで内分泌系にも影響を及ぼし、
糖尿病、高血圧症などの合併症を発症することがわかっています。
自分が気づかないうちに身体に大きな負担がかかっているのです。
日本国内では睡眠時無呼吸症候群の潜在患者数は300〜900万人にも達するといわれています。
しかし、実際に診断を受けて治療しているのは数%しかいません。
程度によっては歯医者で治療するとこも可能です。日中の眠気、いびきをかくなど少しでも症状が見られたら一度ご相談ください。
数回にわけて、睡眠時無呼吸症候群の治療法や予防方法を挙げていきたいと思います。
歯科医師 名嘉眞武輝
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