クリニックブログ
MSEセミナーに参加してきました
今回はMSEセミナー参加の報告です。 MSE拡大矯正装置とは
下顎に比べて上顎の幅が狭い場合に用いられる矯正方法で、
上顎の中心にミニインプラントで固定した装置のスクリューを毎日数回調整して上顎骨格の幅を左右に拡げていきます。
上顎の幅を拡げることで、歯を動かすスペースが出来審美的に歯が並びやすくなるのもそうですが、安全に無理なく歯並び矯正を進めることができます。
上顎が狭くなる原因としては、口呼吸や姿勢、遺伝等が関係しています。
上顎骨を拡げることで、歯を並べるスペースだけでなく、舌を正しい位置におく
スペースもできるため、口呼吸やイビキが改善されやすくなります。
口呼吸やイビキが改善されると虫歯、歯周病、口臭予防にも繋がりやすく、免疫力アップの効果も期待できます。
拡大装置が上顎に固定されるため、喋りにくい、違和感があるなどのデメリットもありますが、上顎が狭い場合には良い治療法であるとおもいます。
治療精度を高めるためには、IOSスキャンデータ(口腔内デジタル撮影)とCTデータとのマッチングが大切です。
今後より安全な治療を提供するには歯科医療業界ではデジタル機器が必須になります。
MicデンタルクリニックでもMSEを導入していますので、ご相談下さい。
Micデンタルクリニックは、これからもより良い医療を提供出来るよう、知識と技術の研鑽に努めていきます。
院長宮城
詳しく見る
名嘉眞武輝の豆知識ブログ②
先日、睡眠時無呼吸症で悩んでいた患者様にマウスピースでの治療を行い、その後経過観察で来院された際に
「先生のお陰で夜一度も起きずにぐっすり寝られるようになりましたー‼︎」
と言って頂きました。まだまだ自分自身も勉強中ですが、悩んでいる方に少しでも役に立てるよう頑張っていきたいと改めて思いました。
今回は睡眠時無呼吸症候群の症状について挙げようと思います。
代表的な症状
•大きく、頻回ないびき
•呼吸が睡眠中にとまる
•昼間の眠気あるいはだるさ
•熟眠感がない
•不眠
•夜間頻尿
•集中力の欠如
•記憶力の低下
•性的欲求の減衰
•イライラする
↑このような症状のある人は、睡眠時無呼吸症があるかもしれないので注意が必要です。
1番わかりやすいのが『いびき』です。
いびきが出るというのは、気道が狭くなっている証拠です。特に10秒ほど息が止まった後に大きないびきをかき始めたら、睡眠時無呼吸症候群が極めて疑わしいです。
前回も記載しましたが、寝ている間に気道が狭くなり低酸素状態になることで、体が酸素不足に陥ります。酸素が足りなくなる分、心臓が頑張り負担になってしまうため睡眠時無呼吸症候群のかたは、心不全を併発しやすいといわれています。
睡眠時無呼吸症は生活にも支障が大きく、重篤な病気になるリスクが高まる怖い病気です。
睡眠時無呼吸の治療を求めて来院される理由はさまざまなで、
「家族から寝ている時に呼吸が止まっていると心配された」
「いびきがうるさくてパートナーが一緒に寝てくれない」
「午前中の頭痛がひどい」
「睡眠時無呼吸を治さないと運転業務(仕事)に戻れない」
など治したい理由はそれぞれ違います。
少しでも当てはまるような症状がありましたら、一度ご相談ください。
歯科医師 名嘉真
詳しく見る
名嘉眞武輝の豆知識ブログ①
今日は睡眠時無呼吸症候群(SAS)について挙げようと思います。
すでにご存知の方もいるかと思いますが、
睡眠時無呼吸症候群は寝ている間に呼吸が止まる病気です。
少し難しい話になりますが、医学的には「無呼吸(10秒以上の呼吸停止)がひと晩7時間の睡眠中に30回以上、
あるいは1時間に5回以上ある方は睡眠時無呼吸症候群」と診断されます。
実際に起きている時でも10秒間息を止めると息苦しいですよね。。
寝ている時に息が止まることによって血液中の酸素不足(低酸素血症)になることから、不整脈、心筋梗塞、
脳卒中といった循環器病が起きやすくなることがわかっています。
また、夜間に脳が目覚めることが繰り返されるため、交感神経の緊張状態が続いて自律神経が乱れることで内分泌系にも影響を及ぼし、
糖尿病、高血圧症などの合併症を発症することがわかっています。
自分が気づかないうちに身体に大きな負担がかかっているのです。
日本国内では睡眠時無呼吸症候群の潜在患者数は300〜900万人にも達するといわれています。
しかし、実際に診断を受けて治療しているのは数%しかいません。
程度によっては歯医者で治療するとこも可能です。日中の眠気、いびきをかくなど少しでも症状が見られたら一度ご相談ください。
数回にわけて、睡眠時無呼吸症候群の治療法や予防方法を挙げていきたいと思います。
歯科医師 名嘉眞武輝
詳しく見る
日本歯科口腔衛生学会に参加して参りました
皆さまこんにちは。
歯科衛生士のキユナです。
今回は大阪で開催された第72回日本口腔衛生学会学術大会に参加して参りました。
今回の学術大会は
「防ぎ守る」
をテーマに様々なシンポジウムやセミナーがございました。
20世紀の日本における歯科医療といえば、むし歯になれば削って詰める・歯周病で歯がグラつけば抜歯する、
というようなスタイルでしたよね?近年の日本の歯科医療は、病気になったら治療するに加えて
虫歯や歯周病をつくらない、またはコントロールするという予防スタイルの流れに欧米諸国に大きな遅れをとりつつも、
シフトチェンジしてきています。
この防ぎ守る時代
主体となってくるのは、我々歯科衛生士や歯科医師、
ではなく、
患者様ご自身です。
歯科医院での定期的なメインテナンスを継続的に受けていてもご自宅でのセルフケアを行わないでいると、
良い状態を維持する事は不可能です。
歯科医師や歯科衛生士には、生涯28(全て自分の歯)を目標とし専門的な立場から患者様主体のセルフケアやQOLの維持向上のサポートを行い、お口の健康を通してみなさまの健康寿命の延伸に寄与する役割があります。
医院において、予防を担うのが歯科衛生士です。
歯科衛生士の法律で定められている3大業務のうち2つが予防に関する業務となっております。
歯科予防処置
歯科保健指導
の2つです。
歯科予防処置業務には、フッ化物塗布に代表されるような口腔疾患の予防を目的とした薬物塗布、
小窩裂溝填塞(シーラント、むし歯予防として奥歯の複雑な溝を埋める)、歯石歯垢の除去等の口腔衛生などがあります。
歯科保健指導業務には、むし歯や歯周病を含めた生活習慣病の予防や改善のために、
生まれてからお亡くなりににるまで様々なライフステージ、生活背景に合わせた栄養指導やセルフケアのご提案、
ご自身でのケアが困難な場合は介助者様へのサポートを行う仕事などがあります。
今回の学会では、フッ化物応用に関する新たなガイドラインや追跡調査の報告、公衆の歯科口腔衛生に関すること、
加熱式タバコが喫煙者や受動喫煙者に与える悪影響、超高齢社会をふまえたインプラント治療やメインテナンスについてのセミナー、
高齢者肺炎予防、顎骨壊死予防、周術期合併症予防、ナッジ理論を応用した歯科保健指導の実際、
など内容が濃くとても勉強になりました。
学んできた内容を臨床に活かし質の良いサポートを実現できるよう、これからも知識、技術の研鑽に努めて参ります。
詳しく見る
大阪でインプラントのセミナーを受講してまいりました
皆さんこんにちは。勤務医の名嘉真です。
先日は大阪でインプラントセミナーを院長と受講してきました。
講師の大森先生は大阪だけでなく、東京、福岡でも勉強塾を開催されており大変有名な先生です。
インプラント治療は、歯を失った所に再び自然な歯をつくる技術です。入れ歯やブリッジに比べて、違和感も少なく、噛む効率が良いのが特徴です。
今回の実習ではインプラント埋入ポジションの重要性、ポジションの修正方法、骨が足りずに骨を増やす技術などを学ばせていただきました。
インプラントのメーカーやシステムは色々ありますが、実際に狙った位置に埋入する技術を持っていないとトラブルの原因になります。
大森先生の話しを聞いたり、実習に参加されていた同世代の先生方と交流させていただいて自分もまだまだ頑張らないといけないと痛感させられました。
今回、実習を受講させていただき院長先生には大変感謝しています。習った事を日々の診療に活かしていけるよう今後も精進していきたいと思います。
詳しく見る
睡眠歯科学会に参加してきました
初めまして。去年11月からmicデンタルクリニックで勤務しております、歯科医師の名嘉真です。
先日、日本睡眠歯科学会が沖縄で開催となり、最終選考まで選出され口演発表を行ってきました。発表自体初めてでしたので、良い経験になればと思っておりましたが、、まさかの最優秀発表賞を受賞させて頂きました。
まだまだこの分野に関しては勉強中ですが、沖縄には自分も含めてまだ2人しかいない睡眠学会歯科専門医も取得しております。
睡眠時無呼吸症候群の日本での潜在的な患者数は、約200万人以上と言われており、実際に治療を行っている人は2割程度しかいません。
そのまま放置していると「心筋梗塞」「高血圧」「不整脈」「糖尿病」など命に関わってきてしまいます。
この病気は歯科医師と関係ないと思われがちですが、歯科医院での治療も行う事も可能です。
「熟眠感がない、、」「慢性的な疲労感」「いびきをかく」「日中の眠気」など困っている事がございましたら、いつでもご相談下さい。
詳しく見る